RTA in Japan 2019 でムジュラをやってきたお話
こんばんは。
僕にとってはこんばんはの時間だったのでこんばんはです。書き始めが夜のRTA in Japan会場近くのホテルだったのです。たぶん書き終わってこれを投稿するのはイベントが終わった後なので、やっぱりこんばんはです。
RTA in Japan 2019にてゼルダの伝説 ムジュラの仮面 Any% RTA をプレイさせて頂いた、せーらと申します。
この記事を見ている人はたぶん既に見ているとは思うけど、僕のプレイはこちらからどうぞ。
Twitchのアーカイブはライブ当時のコメント付き
https://www.twitch.tv/videos/527303242
YouTubeはこちら
さてまずは何よりも、RTA in Japan 2019 お疲れ様でした。
今年はなんか盛り上がり方のペースが桁違いでびっくりしました。
初日から視聴者数10000を超えたとは聞いていたけど、僕のプレイ中にも10000を超え、さらにそこから上りに上って20000も超えていて何がなんやらでした。
イベント前後のTwitterの流れを見ていた感じだと、イベント開始前から注目タイトルや見どころを紹介したツイートや、いつものゲーム系メディアのツイートでの宣伝による下地があって、そこからトレンド入りするまで話題になり、さらにそれを見た人がなんだろう?と反応するツイートでまた話題になるという感じの広まり方だったように見えました。
僕の方は28日の出番の後からTwitterの通知が爆発して機能していなくて、さらに翌日ツイートしたものがまたなんかそれとは別にすごいシェアされて、未だに通知機能がまともに動いていません。
出番中にムジュラの4文字がトレンド入りした話をしましたが、まさかその自分の走りがトレンド入りするとは夢にも思いませんでした。
嬉しかったので固定ツイートにしているんですけど、走り終わった後のツイートでこんなにシェアされるもんなのかとさすがに驚きました。
トレンド入りしたタイトルはこの後もいくつも出てきたけど他の走者さんもこんな感じだったのだろうか。
大きなイベントになってきたんだなと身をもって思いました。
なんだかんだで3年前の第1回から何かしらで毎回カメラ前に出続けて来たりしたんですけど、今年は初めて僕単独プレイヤーとしての出場に挑戦することになり、無事出番を終えることが出来ました。
ちなみに、
第1回は時のオカリナMSTの解説
第2回は時のオカリナRDOの解説
第3回はスプラトゥーン2の心のなかの3号撃破トーナメント
そして今回ムジュラの仮面のAny% RTAプレイヤーとしての参加でした。
実はずっとこのイベントには何かしら顔を出しているのです。
カメラ前で喋るのもプレイするのも一応経験はしていましたがやっぱりめちゃくちゃ緊張しますね。
会場には人いっぱいいるし、直前まで練習もしていたけどまだ時々ミスすることもあって焦るし…
僕が普段プレイしている環境が入力から画面までラグがある、まあ要するにビンボー環境で、
それに対して練習スペースと本番で用意してもらった環境は遅延が全然ない素晴らしい環境で、練習で一番やっていたのはこの若干の差に慣れるための修正でした。
とは言ってもこうなることは分かっていたので、特にフレーム単位で判断や入力をする必要がある技についてはなんとかうまくやれました。
練習スペースでのプレイはたぶん計3時間くらいやっていたかなと思います。本番より6倍長い。本番が短すぎる。
それでも本番中のプレイの、特にSwamp GAE(タルミナ平原の小穴からデクナッツ城の小穴に移動するヤツ)が、だいぶ慎重になりすぎてしまいました。元々ミスするよりは慎重にやって遅くなる方がマシだったので、あくまで焦り過ぎないようにとは思っていましたが、あまりカッコつかなかったのはひとつ心残り。
前半…というか全体時間で見たら7割くらいの最初の3日間中の解説パートですけど、言いたいことはおおよそ言えたので良かったです。時々お喋りに夢中になって手元が覚束なくなっていたような気がしますが、一発成功したので問題ありません。
他にも細かい最適化できるところがお喋りに夢中すぎてあちこち操作がお粗末になっていて、走者視点だと見るに堪えないアレなのですが、まあ解説とプレイの両方が中途半端になるよりは喋りの方を完遂できたから良しということで。
プレイ自体だけでなく、喋りの方も面白かったと言って貰えたの嬉しかったですね。
今回は喋るネタについて箇条書きしたメモ(iPhoneのメモ)をモニター近くに置いていて、それを見ながら何のネタを話すか確認していましたが、内容は自分の知識からその場で捻り出した言葉で喋っていました。
おかげで、あのとかえーとかというわけでとか、しょっちゅう言ってました。うーんいつも通り。
前から僕のTwitterをフォローしてくれている人なら分かるかなと思うんですけど、ずっとゼルダRTA事情やバグ技テクニック細かいネタについても情報収集をしているので、喋る内容については全然喋り足りないくらいでした。
というか元々50分の予定だったからね……。
元々僕がムジュラRTAで申請したのは、デバッグメニュー呼び出しによってムジュラRTAの難易度がすごく下がったからなんですよね。
デバッグメニュー呼び出しの話をした時に、ダンジョンクリアの証である亡骸を入手したことにできると言っていたんですけど、もちろん他のアイテムも書き換えが可能で、その中には"鬼神の仮面"という公式チートアイテムみたいな最強のアイテムがあって、これを使ってラスボスをボコボコにしてゲームをクリアできたんです。
なんなら防御二倍にもできるしハートも増やせるし回復アイテムもいくらでも持てるし…とにかくめっちゃ簡単にゲームクリアできたんです。
これも話しましたが、元々ラスボスのムジュラの仮面はまあまあ強くて、これをハート3で倒すのはそれなりに知識と練習が要るんですけど、それを最低限必要な飛び道具すら無しで倒すため、簡単に走りきれるはずだったRTAが、過去最高難易度レベルのムジュラ戦を強いられてしまうRTAにいきなり変わってしまって、しかも本番1ヶ月ちょっと前くらいになってこれかよって感じで、まあちょっと焦りましたよね。
それまでムジュラの練習は練習でやりながら、普通に積みゲー消化したり新作買ってプレイしたりしていたんですけどね。…結局ポケモンは我慢出来ず前日までやっていましたが。
ムジュラ戦は結構最近までまあまあ苦戦していました。
なんだかんだで見ている分にはさっくり倒しているので伝わりづらいとは思うんですけど、トッププレイヤーでも負けるときは負けるくらい難しいです。
運もまあ絡むんですけど、それよりも特に魔神戦における敵の豊富な攻撃パターンそれぞれへの対処方法を知り、実際にそれに対してどう判断して操作するかを叩き込むのがとにかく必要で、だいぶ時間がかかってしまいました。
12月中は仕事もまあまあ忙しくなってきて時間が取れない時もあり、特に中旬くらいからは夜中2時くらいまで練習して朝普通に起きて家を出るのがほぼ毎日でした。
そのせいか結果的に何日か体調崩して休み取ったりしていたんですけどあれはダメですね。
睡眠の重要性。
まあ他の走者の方にアドバイスをもらったりもしておかげさまでそれなりの勝率にまでは持っていけたので、あとは自分の操作精度を本番で発揮できればという感じでは臨んでいました。
しかしムジュラ第二形態の出だしのハメをミスったときはヒヤリとしました。いつまでお喋りに夢中になっているんだという話なんですけど。
言い訳すると、あれもムービー明けの操作開始可能タイミングがちょっと遅くて、その上早めにボムチュウを起爆させないと逃げられるんだけど、ラグでタイミングが少し変わるのを意識して慎重に操作するべきでした。
ただ結果的にみなさんのお祈りのおかげですごく早いタイミングで降りてきてくれたので本当に良かった。
念の為この逃したパターンの対応もちゃんと考えておいて良かったです。
後でアーカイブを見て知ったんだけど、ムジュラ戦が始まる前に「お祈りよろしく」って言った後に本当に手を合わせてお祈りしてくれていたのがカメラの映像で見えたのあったかすぎて嬉しかったです。
あと、これまた本番中言えなかったんですけど、魔神戦はまず亡骸に妨害されないように魔神の立ち位置や亡骸の位置を気にしながら、その上で魔神の僅かな隙をついて適した場所で怯ませる必要があってそもそもこれが結構難しくて、
さらにそこからジャンプ斬りを20発当てきって倒すんだけど、ただジャンプ斬りを連発するだけだと怯みモーションが終わってしまって次の攻撃が間に合わないので、"ジャンプ斬り中に着地前にスティックを回転させると着地後の硬直モーションをキャンセルできる"というテクニックを使っていました。
全20回のジャンプ斬り全てでこのモーションキャンセルのためのスティック入力をする上に、ジャンプ斬りが早すぎたり遅すぎたりすると怯み継続が終了してしまうためタイミングも見る必要があり、スティック回転入力が遅すぎて着地後のジャンプ斬りの入力に影響してバック宙や横っとびに化けてしまわないように気をつけて入力をする必要もあり、とにかく見た目以上に複雑な操作を緊張の中継続してやらなければならないというかなりハードな場面だったんです。
後ろのソファー席に座っていたのは同じくムジュラのプレイヤーなんですけど、プレイ中の僕より胸が痛そうな表情をしていて笑っちゃいました。
本当にそれくらい難しい入力をするところだったんです。
あの場でキレイに決められたのは本当に良かったですね。
タイムは33:27、世界記録よりは5分近く遅いタイムではあるけど、一発本番でのタイムとしてはまあ悪くないかなということで、そもそも"30分ちょっとでクリアできてしまう"という事実自体を知らない人からしたら十二分に衝撃的なタイムだったこともあり、驚きの声をたくさん見てほっこりするなどしています。
それこそ、ここ1ヶ月ちょっとくらいのことなのでね…。
まあそんなこんなで無事走り終えて、28日は鳴り続ける通知をよそに、ムジュラの前のトワプリを走っていたかいざあさん率いるご飯会に行き、その後ホテルでゴロゴロしながらiPadでRiJ見ながらiPhoneでTwitter見ながらSwitchでポケモンやりながらお菓子食べながらやり切った感いっぱいでだら〜っと過ごす最高の休日をやってました。
なんだかんだでずっと気を張っていたので本当に肩の荷が降りた感じでした。ゴロゴロ最高。
あ、前後しちゃうけど27日は本当は仕事納めの日だったけど、休み申請して26日に一足先に仕事納めをしていました。
移動してチェックイン前に練習スペースでちょっとプレイさせてもらってホテルに行って、緊張のせいかちょっと体調が微妙だったので早めに休んでいました。
色々初日の走りを見逃してしまったのでまた後で見なければ。
そして29日は午前中から会場に行ってスーパーマリオサンシャインのレースを見届け、同じく会場に来ていたゼルダ勢と築地に行って海鮮ご馳走パーティーをし、会場に戻って悪代官2から夏色ハイスクルまでしばらく観戦をして、夜はまたゼルダ勢とつけ麺を食べに行ってからまたホテルに戻って、ゴロゴロインターネットで観戦をして1日を終えた感じでした。
築地は現地からまあまあ近いので東京に来たのならオススメです。
そして30日はドンキーコング64 101%の観戦のため少し早めに現地入り。
ムジュラ出番前に声かけてくれて嬉しかったので
signaさんにも同じく出番前にご挨拶。そしてその場にいた方々にも走者権限(?)でここぞとばかりにご挨拶。
「ムジュラでプレイしていたせーらです」の一言でなんかすごいやつっぽい挨拶になるの最強すぎた。これみよがしに挨拶に使えておかげでまた色んな人とお話できました。
そしてドンキーコング64の観戦。この観戦のために宿泊を1日伸ばした。元々何度か見てはいたけど世界記録と遜色ないプレイに感動。現地で見られて良かった。
そしてクロークに預けた荷物をざっと回収して帰宅、一足先に3泊4日のRTA in Japan旅を無事終えました。
今までRTA in Japanはどちらかというと自分は観客側の人間で、毎回見終わる度に「自分も
あんなプレイをしたい」と思わされる興奮のイベントだったのですが、今回は自分がそれを観客に思わせる側の立場でした。
出番が終わってから本当にたくさんの反響を見ていて、自分の身に余る評価の受け取り方にまだ戸惑っていたりはするんですけど、見てくれた人が手に汗握ったり、楽しんでくれたり、感動してくれたり、良い時間を過ごせたのなら、とても嬉しく思います。
結構エゴサしてます。みんなの感想やリアルタイムの反応、ちゃんと見てます。
そして、前から僕のことを知っている人が「この前ムジュラ走ったせーらって奴、前から知ってる奴なんだぜ」と自慢してもらえるくらい、応援してくれた人に報いることができていたらいいなと思います。
くどくなってしまったけど改めて、見てくれたみんなありがとう!大好き🥰
sera18171